
クイーンのブライアン・メイ(79、g.)が、今後クイーンとしてのツアーを行わない可能性を示唆した。
“もうツアーはしたくない”
ブライアンは10月2日づけの英ザ・タイムズ紙の取材に対し、1年半ほど前に“もうツアーはしたくない”と決意していたことを告白。北米ツアー中に親しい知人の葬儀に参列できなかったことが、決断の決定打になったという。“演奏をするのも旅をするのも大好きだが、その代償として自由を犠牲にすることになる。私には妻も孫たちもいて、天体物理学の分野でやりたいこともある。だから(これまで続いてきたツアー生活は)50年で充分かなと思っているんだ”と胸中を明かした。
彼は2007年に天体物理学の博士号を取得した現役研究者でもあり、近年もNASAの探査プロジェクトに参加するなど活躍中だ。今後はこうした学術活動にもより時間を費やしたいと考えているようだ。
クイーン+アダム・ランバートとして最後に行ったツアーは、2019年7月にスタートしたザ・ラプソディー・ツアー。2024年2月14日の東京ドーム公演がその千秋楽だった。
新たなショーの構想とAIへの複雑な心境
ツアー活動休止の意向を示すブライアンだが、米ラスヴェガスにある巨大球体型エンタメ施設スフィアからインスピレーションを得た没入型のショーを構想しているという。しかしそれも、“今のところAIの導入なしには実現できない。あれに関しては重大な懸念がある。データセンターは巨大な悪であり、闘わねばならない対象だからね”と、AI活用への複雑な心境も語っている。
【10月7日更新】
10月7日になり、ブライアンは自身のインスタグラムを更新。“私の発言が誤解されて伝わっている”として、一連のツアーに関する報道について以下のように釈明した。
“私はクイーンが二度とツアーをしないとは一度も言っていない。何事も絶対とは言い切れないからね。私はただ、去年しばらくツアー活動を休むと個人的に決めただけなんだ。相変わらず音楽作りは続けているし、ロジャー(・テイラー、dr.)と一緒に水面下では常にクイーンのプロジェクトに向けた作業をしている。将来のことは分からないが、私はいつでも新しい冒険にはオープンな姿勢でいるよ”。
あくまでもツアー活動からの一時的な休息を強調したブライアン。クイーンとしての今後の活動や新たな展開に、引き続き期待が寄せられそうだ。



