
2016年12月25日に53歳という若さでこの世を去り、今年で没後10年を迎えるジョージ・マイケル。そのジョージが世界的人気を博したポップ・デュオ、ワム!解散後にリリースしたソロデビュー・アルバム『FAITH』(1987)。ポップ・ミュージック史に燦然と輝くこの名盤を携えて行われた伝説の初ソロツアーが、待望の初公式音源化を果たす。その模様を収めたライヴ・アルバム『THE FAITH TOUR』 は、2026年11月6日にデジタル配信を含むマルチフォーマットで発売されることが既に発表されている。
ライヴ・アルバム『THE FAITH TOUR』 の国内盤発売が11月20日に決定
そしてこのたび、ライヴ・アルバム『THE FAITH TOUR』 の国内盤発売が11月20日に決定するとともに、収録内容および商品仕様の詳細が明らかになった。国内盤は、世界で唯一Blu-ray Audioを追加収録した3枚組(2CD+BD)という、日本独自の仕様でリリースされる。DISC1・2(CD)は高品質フォーマットのBlu-spec CD2仕様を採用。DISC3 (BD) には、世界中のコレクターや音楽愛好家から高い支持を集める英国の再発・デラックス盤専門サイト/メディア「SuperDeluxeEdition (SDE)」 向けの限定商品として制作されたBlu-ray Audioを収録しており、ドルビーアトモス、DTS-HD Master Audio 5.1ch、リニアPCMステレオの各音声フォーマットに対応。臨場感あふれるサウンドで、伝説のツアーを新たなリスニング体験として楽しむことが可能になった。時代を超えて愛され続ける名曲群と、キャリア絶頂期ならではの圧巻のパフォーマンス。そのすべてを余すことなく捉えた『THE FAITH TOUR』 は、ジョージ・マイケルの輝かしい軌跡を語るうえで欠かすことのできない重要作品といえるだろう。
全18曲を収録した本作 『THE FAITH TOUR』 は、ジョージ・マイケルが1988年に行った初のソロ・コンサート・ツアー<FAITH TOUR>から、同年の欧州ツアーの一環として開催されたパリ・ベルシー公演(Palais Omnisports de Paris-Bercy)の模様を収録したもの。ワム!時代からソロ期に至る数々のヒット曲をフィーチャーし、ジョージの卓越した歌唱力とライブ・パフォーマーとしての圧倒的な実力を余すところなく伝える充実の内容となっている。本ライヴ・アルバムのミックスはクリス・ポーターとデヴィッド・オースティン、マスタリングはジョン・ウェバーが担当した。
マイケル・ジャクソン、マドンナ、プリンスを上回るセールスを達成。グラミー賞の年間最優秀アルバム、アメリカン・ミュージック・アワーズ3部門に輝き、全米シングルチャート4曲連続No.1
『THE FAITH TOUR』 には、名盤 『FAITH』 から生まれた代表曲「Faith」 「Father Figure」 「One More Try」 「Monkey」 などを収録。当時のパフォーマンスでありながら、いまなお瑞々しい魅力にあふれた演奏が収められており、テイラー・スウィフト、サム・スミス、ハリー・スタイルズをはじめとする現代のトップ・アーティストたちに対し、ジョージ・マイケル、そして『FAITH』 がいかに大きな影響を与えてきたかを改めて実感させる内容となっている。ジョージ・マイケル自身が作詞作曲、アレンジ、プロデュース、ほぼすべての演奏を手がけた 『FAITH』 は、ソウル、R&B、ロックを融合させ、洗練されつつもエモーショナル、かつ極めてパーソナルなサウンドを作りあげ、新しいタイプのポップ・アイコンの誕生を告げるアルバムと言えた。それは当時わずか24歳の彼を、一躍世界的スーパースターへと押し上げただけでなく、マイケル・ジャクソン、マドンナ、プリンスを上回るセールスを達成。グラミー賞の年間最優秀アルバム、アメリカン・ミュージック・アワーズ3部門に輝き、全米シングルチャート4曲連続No.1(「Faith」 「Father Figure」 「One More Try」 「Monkey」)という前例のない記録を打ち立てた。こうした成果によって、ジョージ・マイケルは1枚のアルバムからビルボードHOT100で4曲の No.1シングルを生み出した、ただ一人の英国人男性ソロアーティストになった。この記録は今もまだ破られていない。
また、本作 『THE FAITH TOUR』 には、ジョージが敬愛したアーティストたちの楽曲をカバーした貴重な未発表ライヴ音源も収録。スティーヴィー・ワンダーの「Love’s In Need Of Love Today (邦題:ある愛の伝説)」、ラベルの「Lady Marmalade」 などのパフォーマンスを通じて、どんな楽曲も自らの表現として昇華させる彼の卓越した才能を堪能することができる。さらにジョージは、自身のルーツを忘れることなく、ワム!時代の名曲「Everything She Wants (邦題:恋のかけひき)」と「I’m Your Man」 もセットリストに組み込んだ。これらのパフォーマンスは、『FAITH』 へ至る歩みを振り返るとともに、24歳で世界的人気グループのメンバーから真のソロ・スーパースターへと飛躍した瞬間を象徴するものとなっている。北米、欧州、アジア、オセアニアの16カ国で計109公演を行った<FAITH TOUR>は、1980年代後半を代表するポップ・ツアーのひとつとして高く評価されており、ジョージ・マイケルが世界的スターの頂点へと駆け上がる過程を記録した歴史的なツアーとして語り継がれている。
『THE FAITH TOUR』 は、ピクチャー・ディスクを含む複数の豪華フォーマットで発売される。なかでも輸入盤デラックスBOXセットは、コンサート全編を収録した3枚組LPと2枚組CD、136ページの限定ブックを同梱した究極のコレクターズ・エディションとなっている。そして日本盤は、世界で唯一Blu-ray Audioを追加収録した独自仕様として、この歴史的リリースに新たな価値を与える注目作となるだろう。

ジョージ・マイケル|THE FAITH TOUR <国内盤>
日本独自仕様3枚組:2CD(高品質Blu-Spec CD2仕様)+Blu-ray Audio
※Blu-ray Audio収録音声:Dolby Atmos/DTS HD Master Audio 5.1/リニアPCM Stereo
■豪華3面デジパック仕様
■カラー12Pブックレット
■モノクロ60P日本語ブックレット(英文ライナーノーツ全翻訳/日本語解説/歌詞・対訳)
11月20日発売
品番SICP31867-9
¥7,700
完全生産限定盤
なお、映画 『GEORGE MICHAEL: THE FAITH TOUR』 の世界公開も決定しており、劇場公開に先駆けて予告編映像も解禁されている(※日本での劇場公開は現時点では未定)。
イギリス出身のシンガーソングライター。父親はギリシャ系キプロス人で、本名ヨルゴス・キリアコス・パナイオトゥ。 (1963年6月25日 – 2016年12月25日)
シンガー、ソングライター、プロデューサー、慈善活動家、そしてクリエイティブ・アイコンとして、音楽史上最も大きな影響力を持つアーティストのひとりとして広く認識されている。
1980年代にポップ・デュオ、WHAM!(ワム!)のメンバーとして頭角を現し、グループとして3,000万枚以上のセールスを記録。その後ソロアーティストとしても世界的な成功を収め、キャリア通算で1億2,500万枚以上のレコード・セールスを達成した。米国ではBillboard Hot 100で8曲の全米No.1ヒットを記録し、英国ではソロアーティストとして7曲の全英No.1シングルを送り出すなど、ポップ・ミュージックの歴史を塗り替えた存在である。
ソングライターとしても高く評価され、アイヴァー・ノヴェロ賞を6度受賞。さらに没後には7度目となる同賞と、アイヴァーズ・アカデミー最高位の栄誉である「フェローシップ」を授与された。また、「ソングライター・オブ・ザ・イヤー」を3度受賞した唯一の個人ソングライターでもある。グラミー賞では2度の受賞と9度のノミネートを記録したほか、アメリカン・ミュージック・アワード4冠、Billboard Music Awardsで12冠、さらにBRIT Awardsを3度受賞するなど、数々の栄誉に輝いている。BillboardとRolling Stoneはいずれも、彼を史上最高のアーティストおよびシンガーのひとりに選出している。また2004年には、過去20年間に英国のラジオで最も多くオンエアされたアーティストとしてRadio Academyから表彰され、2023年11月にはロックの殿堂(Rock & Roll Hall of Fame)入りを果たした。
35年に及ぶ輝かしいキャリアのなかで、アレサ・フランクリン、エルトン・ジョン、メアリー・J・ブライジ、ポール・マッカートニー、ルチアーノ・パヴァロッティ、クイーン、トニー・ベネット、ホイットニー・ヒューストンら数多くの伝説的アーティストと共演。その一方で、彼の楽曲はアデル、アリアナ・グランデ、クリス・マーティン、クリスティーヌ・アンド・ザ・クイーンズ、デュア・リパ、H.E.R.、ケイ・テンペストなど、多くの現代アーティストによって歌い継がれている。
また、ジョージ・マイケルは同時代を代表するカルチャー・アイコンのひとりとしても知られ、音楽制作、ソングライティング、ボーカル・パフォーマンス、さらには映像表現やライヴ演出に至るまで、卓越した創造力を発揮したクリエイティブ・リーダーとして高く評価されている。
彼の楽曲は現在も世界中で聴き継がれ、数十億回規模のストリーミング再生を記録。「Careless Whisper」 や 「Faith」、「Freedom! ’90」、「Last Christmas」 をはじめとする数々の名曲は、今なおポップ・カルチャーに欠かせない名曲として世界中のリスナーに愛され続けている。
ジョージ・マイケル掲載のイン・ロック最新号





