
セリーヌ・ディオンが、9月12日にパリのプレニテュード・アリーナで長期公演をスタートした。彼女がステージに立つのは、2024年のパリ五輪開幕式以来2年ぶりとなる。
2022年に難病スティッフ・パーソン症候群と診断されてツアーをキャンセルして以降、復帰に向けたリハビリに励んできたセリーヌ。米ハーパーズ・バザー誌の取材では、今回の長期公演に向けて週3回90分のピラティスと、週2回のバレエレッスンを受けていることを明かしていた。
パリ公演初日、セリーヌは1998年のアルバム「愛するだけでよかったら」収録の「人は変わらない」でショーをスタート。「パワー・オブ・ラブ」、「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」、「オール・バイ・マイセルフ」などの大ヒット曲を含む計27曲を披露した。全4章からなる構成で、第2章にはドナ・サマーの「アイ・フィール・ラヴ」やユーリズミックスの「スウィート・ドリームス(アー・メイド・オブ・ディス)」を交えたダンス・メドレーというサプライズも用意されたセットリストだ。衣装は、プリーツをあしらったビスチェと花冠のようなウエストバスクが特徴的な、ブラックのモスリンとオーガンザのロングコラムドレスで、こちらはディオールのもの。

“この支援を生きる理由に”
ようやく復帰の日を迎えたセリーヌは、“泣かないと自分に約束した”と言いながらも1曲目から感情を抑えられずに涙ぐみ、“険しい旅路”だったと振り返りながらも、“順調にやっています”と待ちわびたファンへ報告。
続いて、病との向き合い方と音楽への情熱を語った。
“(病気と)日々向き合い暮らしながら、それを受け入れられるようになりました。この試練を、私が生きていく理由にしようと決意したんです。
皆さん、この会場内を見渡してみてください。私たちは隣にいる人がどんな境遇にあるかを知りません。辛い経験や苦しみ、悲しみの中にいる人もいます。その一方で、エネルギーと喜びを発している人もいます。そのエネルギーを受け取って分かち合いましょう。そのために音楽があるのです。今夜は一緒に歌い、踊り、そして祝いましょう”。
著名人も祝福。長期公演は10月まで開催、来年5月に再開
会場に集まった約3万人の観客の中には、ミシェル・オバマやオプラ・ウィンフリーといった著名人の姿も目撃された。 同公演は10月17日で一旦区切りを迎えて、来年5月に再開される予定だ。

