
私たちの音楽やファッション、そして情熱がこうして国境を越えているというのは、
本当に凄いことだと思います。この先どうなっていくのか、凄く楽しみです(マロイ)
――パフォーマンスをしている時、自分たちがフィリピン人であることを誇りに感じますか?
アイア:もちろんです。フィリピン人として、多くの魅力を持っていて、与えられるものが沢山あるように感じていますし、そのひとつが音楽で、私たちのパフォーマンスや歌声もそこに含まれていると思います。フィリピンには、スター性に溢れた人たちや、いろんなストーリーを持った素晴らしいアーティストが沢山いるので、それを世界の皆さんに見てもらえたらいいなと思っています。
マロイ:今回のサマソニのパフォーマンスでも、フィリピンそのもの、そしてフィリピンのOPM全体を背負ってステージに立ってるように感じましたし、私たちの音楽やファッション、そして情熱がこうして国境を越えているというのは、本当に凄いことだと思います。この先どうなっていくのか、凄く楽しみです。
――4月にEP「Signals」をリリースしましたが、このEPについて教えてください。何かコンセプトや意味はあるのでしょうか?
シーナ:「Signals」というタイトルは、文字通り、“これからBINIがやってくる!”という、私たちから世界に向けたシグナルのような意味を持っています。EPに収録されている曲は、恋愛にまつわるいろんな感情やいろんな形、いろんなシグナルについて歌っていて、自分の愛を伝える方法をテーマにしています。
――あなたたち自身も曲作りには関わっているのでしょうか?
コレット:はい。マネージメントがとても協力的で、自分たちでラップを書かせてもらったり、歌詞の一部を少し直して、タガログ語にしたりもしています。
マロイ:レコーディングの時も、自分たちの個性や色を入れるのですが、そうすると、より自分たちらしい曲になるんです。パフォーマンスする時も、“これは自分たちから生まれた曲だ”と感じられて、その分とても自然に表現できるんですよね。そういうわけで、曲に関わる全ての面で、私たちの意見を取り入れてくれるマネージメントには本当に感謝しています。
グウェン:このEPの収録曲を選ぶ時も、みんなで実際にリスニング・セッションを行ったのですが、そのプロセスにも私たちはちゃんと参加しました。
――日本向けにも「Signals」をリリースしたんですよね?日本版のような感じで、何か特別なものが収録されているのでしょうか?それとも、フィリピンでリリースしたものと同じなのでしょうか?
ステイシー:日本語ヴァージョンのことですか?それはまだないのですが、「Born to Win」という曲には日本語ヴァージョンがあります。他にもいろんな言語のヴァージョンがあって、インドネシア語やタイ語、スペイン語などでも歌っています。
ジョアンナ:でも、近い内に「Signals」の曲も日本語ヴァージョンをレコーディングできたらいいなと思っています。
――本当ですか?
ジョアンナ:もちろんです!是非やってみたいです。
――日本語ってとても難しいですけどね…。
グウェン:それなら、翻訳を手伝ってください(笑)!フィリピンまで来ていただいて…。
全員:いいですね(笑)!
――(笑)。この後、イギリスやカナダ、イタリアなどを含む大規模なワールド・ツアーを行うんですよね?
ミカ:実は、世界情勢によって、ヨーロッパ・ツアーは延期になったんです。でも、この後、カナダには行くことになっています。
ジョアンナ:カナダで5公演行った後、ニューヨークで1公演行って、それからフィリピンに戻る予定です。
――サマソニのようなフェスでやるパフォーマンスと、ツアーでやるパフォーマンスは、だいぶ違うのでしょうか?
ジョアンナ:BINIのいいところは、同じパターンを繰り返さないというところで、いつも自分たちのパフォーマンスには新しいものを取り入れるようにしているんです。今回もワールド・ツアーとは別に、サマソニのために事前に準備してきたものがありましたし、ステージに上がる前にしっかり打ち合わせをしました。
ステイシー:新しいセットリストでしたからね。
ミカ:でも、一番大きな違いは、普段のセットが2時間あるのに対して、今回は45分しかなかったというところですね。その中に、可能な限り多くの曲を詰め込まないといけなかったので、体力的には少しきつかったと思います。短時間でこれだけの曲を踊らないといけないですし、限られた時間を最大限に活用しないといけないので。
――では、次は自分たちのツアーで、日本にまた戻ってこないといけませんね。そしたら、2時間のパフォーマンスもできますし。
全員:はい!
――多忙な毎日を過ごしていると思いますが、フィリピンを代表するグループとして、BINIにとって一番大事なことは何でしょうか?女性の地位向上?フィリピンの魅力を広めること?それとも別のことでしょうか?
アイア:私たちBINIが大切にしているのは、自分たちにとっての真実を貫くことです。だから、常に正直でいたいですし、社会のステレオタイプや、“こうあるべき”という常識の中に、自分たちを押し込めるようなことはしたくないんです。それは世界中の女性たちにも伝えたいことで、“自分らしくいて”というメッセージを送りたいです。全ての瞬間を自分らしく楽しみながら、自分のルーツや自分自身を大切にしていれば、それがいつかきっと自分を助けてくれますし、人生を良い方向に導いてくれると思うからです。
ミカ:あと、メンタルヘルスなど、そういうことも含めて、私たちはいろんなことを発信しています。例えばソーシャルメディアは、私たちみんなに大きな影響を与えていて、良い面もあれば悪い面もありますよね。だから、Blooms(ファンの愛称)の皆さんには、いつも“目にしたものを全てをすぐに信じてはいけない”と伝えているんです。作られたものも沢山ありますし、自分が信じたいものを信じようとする人もいるので…。とにかく、ソーシャルメディアが全てではないということです。
――本当にその通りですよね。世界中に沢山の熱心なBloomsがいますが、日本のBloomsには会えましたか?
ステイシー:実は昨日、新宿を歩いていたら、自分の名前が聞こえてきたんです。最初は自分のことだとは思わなかったのですが、“ステイシー、ステイシー”と何度も聞こえてくるので、振り返ったら、日本人のファンだったんです!まだ日本にBloomsがいることに慣れていないので、本当にびっくりしてしまって…。しかも、彼女はとても震えていて、“ステイシー、明日BINIのパフォーマンスを観に行きます。この写真にサインしてください”と言って、写真も一緒に撮ったのですが、泣きそうになっていたんです。その姿が本当に可愛くて、心を打たれました。私たちのことを心から応援してくれているのが伝わってきましたし、本当に嬉しい出来事でした。
ジョアンナ:なんのイベントもない普通の日に、BINIの写真を持ち歩いていたのが凄いですよね。
全員:本当に。
ジョアンナ:まさに準備万端という感じでした(笑)!
――他のメンバーはどうですか?日本のBloomsに会った経験はありますか?
グウェン:大阪のホテルでも日本人のBloomsに会いました。男性で、名前は訊かなかったのですが、そこで私たちを待っていて、一緒に写真を撮りました。
ジョアンナ:最初は、私たちのことは知らずに、ただ普通に写真を撮りたいだけなのかなと思ったのですが、“私たちのことを知っていますか?”と訊いたら、メンバー全員の名前を言ってくれて。
グウェン:それに、コーチェラのライヴ配信も観てくれたようです。
――今の時代は、ネットで観られますもんね。最後に、日本のBloomsに伝えたいメッセージはありますか?
マロイ:日本のBloomsの皆さん、いつも応援してくれて、本当にありがとうございます!今回初めて日本に来たわけですが、私たちにとって忘れられない経験になりましたし、特別な思い出ができました。日本には、私たちがずっと求めていたような、特別な温かさが存在しますし、またここに戻ってきて、皆さんに会えるのが待ちきれません。ここでも家族のような繋がりが少しずつ広がってきていると思いますし、それが今後もっともっと大きくなっていったら嬉しいです。皆さんのことを心から愛しています。またすぐに会えますように!(日本語で)愛してる!
8月16日 千葉にて収録

EP「Signals」配信中
https://orcd.co/bini_signalsep
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