サブミットハブ(SubmitHub)の調べで、先月全世界でリリースされた新曲の40パーセント近くにAIが使用されていることが分かった。
サブミットハブは、インディ・アーティストがSpotifyのプレイリスト制作者や音楽ブロガー、インフルエンサーに自身の音楽を直接売り込めるプラットフォーム。同社が開発したAI探知ツールSHラブス(SH Labs)を使った今回の調査で、7月にリリースされた100万曲以上の内、23.2パーセントが完全にAIで生成された音楽だったことが判明した。さらに15.3パーセントはAI生成音源に人の手を加えたもので、合わせると約4割にAIが使われていることになる。
一方で、AI使用が探知された音源の制作者の内、31パーセントがAIの使用を否定したという。
同社の創設者ジェイソン・グリシュコフは、調査結果を踏まえて、“AI音楽の進むべき道は情報開示にあると考えています。AI生成音楽を聴きたいか、関わりたいかは、人それぞれが自分自身で判断できるべきです。私たちの役割は、その判断をするために充分な情報を提供することです”とコメントしている。
ちなみに、インディ・アーティスト向け配信プラットフォーム、バンドキャンプ(Bandcamp)は、今年からAI生成音楽を全面的に禁止している。一方でSpotifyやApple Musicといった大手は、AI生成音楽を完全に禁止するのではなく、リスナーがAI生成かどうかを識別できる表示システムの導入を進めている。
