
「コンスタンティン」(’05)や「フィクサー」(’07)のティルダ・スウィントンが自伝「マテリアル・エヴィデンス(原題)」を出版する予定だと、出版社FSGが発表。パフォーミング・アーティストとして知られるティルダだけに、自伝は幼少期から現在へ時系列に沿って進むのではなく、“洗礼用のドレス”、“手紙”、“木製の義足”、“スウェットシャツ”、“刺繍用の絹糸”、“写真”といった特定の“マテリアル=物”を辿るように展開していくという。ティルダはこの自伝について、“「マテリアル・エヴィデンス」は好奇心についての本です。森の中を辿るパンくずの道しるべ。そして、驚嘆に満ちたエッセイでもあります。この本を読み終える頃には、読者の皆さんが、自らの存在を肯定し、新たな活力を得ていることを願っています。その活力とは、絶えず変化し、進化・発展し続ける‘私たちひとりひとりを形作る、捉えどころのない精神’と、本質においては不変でありながら、常に私たち自身や周囲の世界、そして私たちの唯一無二の人生を構成するあらゆるものに報い、養いを与えてくれる‘確固たる物質’との違いを大切に思えるような力です”とコメントしている。
自伝の発売は2028年秋を予定している。

ちなみに「マテリアル・エヴィデンス」はティルダにとっては2冊目の出版物で、過去には2025年9月に「ティルダ・スウィントン:オンゴーイング(原題)」と題された本を出版している。こちらはデレク・ジャーマンやジョアンナ・ホッグとの初期の映画作品から、ルカ・グァダニーノ、ジム・ジャームッシュ、ポン・ジュノ、ペドロ・アルモドバルといった映画監督たちとの短編・長編映画からのスチール写真や未公開写真に加え、オリヴィア・レイングやラジェンドラ・ロイによるエッセイ、ジム・ジャームッシュとのやり取り、そしてティルダと数多くの共同制作者たちとの対談が収録されていた。
